建具店のショールーム守屋建具店(ショールーム)

守屋建具店のコンサルティングと集客のためのブランディングと、それに伴う効果的な改装案の相談をいただいた。

 

事務所を兼ねたショールーム・2Fにワークショップスペースをつくった。

Things「こと」

相談時点では、まだ意向が固まってないのもあったが、
「結果的に、この会社は何かおもしろそうな感じがする。ここに頼めば安心できる。ここで働いてみたい。と
いったポジティブな印象をあたえるブランディングおよび改装も含めて相談したい。」
ということで、そのポジティブな想いに共感しお手伝いさせていただくことになった。

まずは経営上の問題点・課題・現状認識を確認した。
また理想の将来像などについても意見を出してもらった。

建具屋がショールームを持つケースは珍しい。
だからこそ、方向性は明確に定まった。

Space「もの」

創業80年の歴史と、伝統的な日本家屋向けの建具製作の高い技術力を感じさせる印象をもった。
多くの書類に埋もれた中にも、日本の伝統的な建築に関する書物なども多くあった。
倉敷にある文化財などの修復も多く手掛ける会社の技術力や眼差しが垣間見える。

一方、資料も多くあるものの、雑多な印象もある。事務スペースとしては用を得るかもしれないが、ショールームという風にはならない。

そこで、「現場感」「機能美」のような感覚を、見せたいと考えた。
「整える」というコンセプトを立て進めていった。

伝統的な建具づくりに携わるものの技術力に加えて、新しいチャレンジとして家具オリジナルブランドFurusuの家具で机と商談スペースを設える。
「外見の見栄えも直したい。生き返った外見に。」
「今後、木製サッシの生産を検討しているので、改装に時に木製サッシを使用したい」
という声も引き出せた。

たった一部屋の限られたスペースながら、多くのコンテクストから生み出されるブランド力を、ひとつの居心地のよい空間としてコーディネートした。

Future「みらい」

将来、2Fのスペースには、LDKを作りオリジナル家具を配置したい。建具の展示スペースも作りたい。集える場所と商談スペースも確保したい。と、自社の強みを活かした、改装のキーワードがいくつも出てきてまだまだ展開が楽しみ。

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