施主インタビュー  ”ほんもの”にこだわり続ける 家具屋「さしこう」の新たなチャレンジ

 

ひとつひとつ職人の手により生産される手作り家具をはじめ、

手織り絨毯や自然素材のウエアなど天然の材料にこだわった商品を展開している「さしこう」

その新本店の建築デザインパートナーとして、和田デザイン事務所で設計・監理をさせて頂いています。

創業110周年を迎えた今年。様々な時代を経てもこだわり続ける「ほんもの」とは。新店舗での新しいチャレンジとは。

社長の芦田太志さんと店長の芦田雅嗣さんにお話を伺いました。

 

―「ほんもの」にこだわり続ける想いとは

さしこうは、1910年(明治43年)に指物大工として創業しました。

その後「戦後の大量生産で安かろう悪かろう。便利で綺麗であればそれでいい。」という消費が美徳の時代に、家具はそれでいいんだろうか。そうじゃなく、代々愛着を持って家族の一員として、長く使うべきものじゃないだろうかという葛藤する中で「ほんもの」を提案する路線に今一度向合いました。

「ほんもの」とは何だろうか?という問いの中で私たちは提案を続けています。

 ・時代を超えて長く使えるもの

 ・使い心地が良く、作った人の想いが伝わってくるもの

 ・人にも地球にも優しいもの

この3つを基本に、「ほんもの」を提案することによってお客さんを幸せにして喜んで頂こうと提案を続けています。

 

 

 

―新店舗での新しいチャレンジとは

 

家具だけではなく、さしこうが考えるこだわりのライフスタイル提案を、

衣食住と幅広く展開することがこれまでと大きく変わるポイントです。

暮らしのシーンのいろんなところで、こだわりのものを使ってもらいたい。

オリジナル商品の開発や食品への展開など、他にもチャレンジをいくつか考えています。

 

 

 

―新しいお店について

こういったさしこうさんの想いを受けて、つくり上げる空間とこだわりを少しご紹介したいと思います。

 

 

〈 設計上のこだわりポイント 〉

 

1.まちの景色をつくる

 

2.庭通り沿い・軒・デッキ

 

3.アプローチ・上框

 

4.商品をみること、疲れないように間があること

 

5.動線や機能面でも使いやすく

 ・お客様への気配り

 ・スタッフ同士の連携

 ・物流動線

 ・スタッフのスペース

など、想いを込めたこだわりがふんだんに盛り込まれています。

 

 

新本店でも、職人の手による手作り家具や、手織り絨毯など・・ こだわりの逸品に出会えます。

家具に合わせたテーブルコーディネートも楽しめるアイテムが揃う予定です。

 

 

 

―新しいチャレンジの場 東一宮エリアへの思い

 

隣り合うお店、近隣のお店と競争するのではなく手を取り合って、東一宮というエリアの活性化につなげる店舗展開をしたい。お互い良いところを伸ばしあって、将来的にはマルシェをしたり、音楽イベントだったり、

アートプロジェクトだったりそういったことをまちぐるみでやっていきたいと思っています。

 

時代とともに業種業態が少しずつ変わっても、「ほんもの」にこだわり続け

111年目から始まる、さしこうさんの新しいチャレンジを楽しみにしてくださいね。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

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