移住者促進のための住宅のモデルハウスエーゼロ モデルハウス

ローカルベンチャーが生み出す「家」

エーゼロ モデルハウス

ローカルベンチャーのフロントランナーとして、西粟倉村を拠点に活動を続けるA0。

そのA0が企画する移住者促進のための住宅のモデルハウスの設計業務。

「小商い住宅」というテーマで、職住が一体になったコンパクトハウス。

■Project data 

期間:2017年3月完成
対象:空間新築
発注者:エーゼロ株式会社
所在地:岡山県英田郡西粟倉村

用途:住宅(モデルハウス)
規模・構造:
関連情報:

Things「こと」

「移住者」のための家とは?

ひとつめのモデルハウスを作り終え、疑問が生じたエーゼロ。
たしかにコストを抑え、移住者が安価で新しい家に住むことを可能にしました。

しかし、
どこか生活するイメージがわかない、
「生活感」が足りない家。

地方での暮らしや働き方を求め移住してきたご家族が快適に暮らせる家。

ここでキーワードになるのが、
“小商い”

小商いとは、例えば奥さんが家で家事の合間にちょっと働くこと。
ご主人が週末に副業をすること。
いろんな特技を活かして自分らしくこの田舎で生きていく。
そういうライフスタイルの受け皿を作ることを目指した。
仕事と暮らしがほどよい距離で両立する。

そんな家ってどんなものなのだろう。

こんな議論からこの家づくりは始まった。

Space「もの」

「小商い住宅」

「小商い住宅」というテーマで、職住が一体になったコンパクトハウス。

華美でなく、わびしい感じでもない。
清々しく潔い合理性がある家がここでは美しいものなのだろうと考えた。
使用する材種を減らし、さらに材料の大きさを統一することで、コストの面で合理化。
一方、自然豊かな土地に心地よく暮らせるような工夫や、
小商い住宅なので、生活と仕事のあいだに間が持てるような工夫をしました。
また、重くなりがちの木に囲まれた家でも、吹き抜けにしたり、
間仕切りで部屋と部屋をつないだり、開放的な空間をつくりました。

Future「みらい」

新しい土地でも快適な暮らしを

生活感がある「小商い住宅」。
今回のモデルハウスから、地域の外からくる人も、快適に働き、快適に生活できる家が増えていくとステキ。

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