土倉邸
岡山県笠岡市の陸地部に位置する新山地区に残る古民家「土倉邸」。
ここを農村観光やまちづくりの拠点施設として活用していくことになりました。
和田デザイン事務所は、この土倉邸の再活用計画が、
地域社会の持続に向けた仕組みとなるように、
地域の方のアイデアなどを活かした活用方法(ソフト)をもとに、
建物(ハード)に取り入れていくためのコーディネーターとして協力させていただきました。
建築士としてのノウハウを活かして、「建物というモノ」を具体的にデザインするというよりも、
行政やまちづくりコーディネーターの方々とともに、
その建物をどのように利用するか、どのようなものであってほしいか、
を建物(ハード)をつくる側の視点からともに考え、彼らの想いをモノに落とし込みます。
*完成した土倉邸を舞台に地域おこし協力隊のみなさんが様々な挑戦を行っています。
■Project data
期間:2015年11月~2016年3月
対象:リノベーション支援
発注者:
所在地:笠岡市 岡山県笠岡市中央町1-1
用途:コミュニティスペース
規模・構造:
関連情報:Facebookページ
Things「こと」
建物と地域づくり
岡山県笠岡市(新山地区)から「地域のシンボルである土倉邸を、農業を活かした地域づくりの舞台にしたい」という想いを預かりました。
農村地区である新山の農業の振興を。
お話しを聞いていくうちに、その目的とともに、
地域の人々の“生きがい”や“安心や楽しみ”が生まれるコミュニティーを作っていきたい、
という想いも見えてきました。
それには、地域の人々の協力と継続的な人の育成が必要。
地域の内側から力を生み出し、外側から新しい風が入る「場」づくりに取り組みました。
農村地区である新山の農業の振興を。
お話しを聞いていくうちに、その目的とともに、
地域の人々の“生きがい”や“安心や楽しみ”が生まれるコミュニティーを作っていきたい、
という想いも見えてきました。
それには、地域の人々の協力と継続的な人の育成が必要。
地域の内側から力を生み出し、外側から新しい風が入る「場」づくりに取り組みました。
Space「もの」
保存、復活、そして新しさ
土倉邸の改装をどのようなデザインにしよう?
地域の人々から意見を吸い上げるために様々なワークショップをまちづくりコーディネーターの方とともに行いました。
農業振興の核となる、地域に根差した食材「はとむぎ味噌」作り。
それを担う新山食堂の方々の想いを、味噌づくりのスペースのヒントに。
地域魅力・資源調査をおこなった大学生インターンと地域の方のディスカッションを通して、
地域の人たちの地域づくりに対する意識を引き出し、場づくりのヒントに。
そうしてできた土倉邸。
昔からなじみのある土倉邸の古き良き外観を保存しながら、
再び地域の人が集まってはとむぎ味噌を作る厨房と、
新たにまちづくりのために人々が集まり、新しいものを生み出していく場所ができ上りました。
地域の人々から意見を吸い上げるために様々なワークショップをまちづくりコーディネーターの方とともに行いました。
農業振興の核となる、地域に根差した食材「はとむぎ味噌」作り。
それを担う新山食堂の方々の想いを、味噌づくりのスペースのヒントに。
地域魅力・資源調査をおこなった大学生インターンと地域の方のディスカッションを通して、
地域の人たちの地域づくりに対する意識を引き出し、場づくりのヒントに。
そうしてできた土倉邸。
昔からなじみのある土倉邸の古き良き外観を保存しながら、
再び地域の人が集まってはとむぎ味噌を作る厨房と、
新たにまちづくりのために人々が集まり、新しいものを生み出していく場所ができ上りました。
Future「みらい」
みらいに活躍する人々の舞台
いま、地域おこし協力隊の皆さんが、ここ土倉邸で挑戦しています。
「まちづくり大学院」の開催、カフェレストラン「とくらかふぇ」のオープン(2016年)。
地域の人々に支えられて、農家民泊施設や農業研修の中心として進化を続けているようです。
これからも、この土倉邸を舞台に、新山のまちづくりが広がっていきます。
「まちづくり大学院」の開催、カフェレストラン「とくらかふぇ」のオープン(2016年)。
地域の人々に支えられて、農家民泊施設や農業研修の中心として進化を続けているようです。
これからも、この土倉邸を舞台に、新山のまちづくりが広がっていきます。