津山市商店街からの要請を受け、商店街の空き店舗を改修し出店することで
地方創生・若者定住の促進、商店街の賑わいの創出の一助となることを目的に始まった取り組み。
学生有志が、授業の合間を縫って企画・運営スタッフとして進めているプロジェクトです。

ご相談をいただき、ファサードデザイン・内装・家具などのコーディネートを担当しました。

現地調査と丁寧なヒアリング、設計士としてのアドバイスを行いながら
学生とともに「過程」を積み上げ、人が行き交い、若者が集う商店街活性化へ繋がる場に仕立てました。

 

2021.11.23　内壁をペンキ塗り！ワークショップ
企画・準備してお声掛けすると、休日にも関わらず多くの学生さんが集まってくれました。和気あいあいと作業開始！

まず、弊社設計士の森藤からペンキ塗りをレクチャー。道具の扱い方、既存壁への塗装の注意点など伝えると、真剣な表情に意気込みが感じられます。
初めて経験する方ばかりでしたが、塗らない場所に保護テープを張って、広い場所は長い柄のローラーを使って・・。
「みまっぱぷらざ」の発展へ胸を膨らませながら丁寧に壁を塗ってくれました。
多くの学生さんが集まってくれたので、あっという間に、見違えるような爽やかで明るい空間に。

集まってくれた学生有志の皆さんと。

美作大学・美作大学短期大学部は、岡山県津山市の私立大学。
川向うに津山城跡を眺めることができ、津山駅からの利便性も良い場所に位置しています。
「食物学科」「児童学科」「社会福祉学科」があり、他府県からも学生が集い学んでいます。

商店街「ソシオ一番街」の、ごんご通りから入ってすぐの好立地でありながら空き店舗となっていた物件。
ファサードと内部空間が明るくなり、行き交う人が増え、ガラス越しに見る景色は改装前と後で大きく変化しました。
学生と地域の接点、商店街活性化の布石として
学園の想いと学生のエネルギーが注がれた「みまっぱぷらざ」が始動します。

やさしく清潔な白をベースに、学園のシンボルカラーのオレンジでハツラツと楽しい印象をプラス。
地域の方や訪れた方が親しみやすく、また、学生さんが集うよう、明るく心地よい空間を目指しています。

馴染みながらも目立つカラーリングとデザインのファサードや
特産品販売やイベントなどに使い勝手のいい大きな棚を入り口付近に配置するなど、商店街との繋がりも意識しています。
入った正面には「みまっぱぷらざ」の文字と、施設の用途がわかる大きな文字のサイン。
そして、至るところに、美作学園のマスコットキャラクター「ミマッパちゃん」をあしらいました。

「人が行き交う街づくり、若者が集う街づくりを願っています。美作学園は若者定住の街づくりと共生します。」

①物販
　・本学学生の出身地（高知、沖縄、山陰地域等の）特産・名産の販売
　・軽食、カフェの実施
　・学生サークルによる手作りグッズ
②本学の知財の活用、提供
　・子どもの居場所づくり（子どもとゲーム、遊び、学習など）
　・子ども食堂、高齢者対象のリラクゼーション、子育て相談、教育相談、栄養相談など　
③学生によるパフォーマンス
　・クラブ、サークル、県人会による舞踊など　
（美作大学HPより引用）