GALLERY

2020.07.17

陶芸家の家

 

 

陶芸家のアトリエを、

アトリエ兼住まいに変えるリノベーション。

 

 

 

■Project data 

期間:2016.12完成
種別:リノベーション
発注者:個人
所在地:岡山県美作市
用途:個人住宅・アトリエ
構造・規模:木造・平屋
関連情報:

ものを創ることと暮らすことが途切れない空間を作り出す

家をつくるとき私はクライアントの人生に寄り添って
一人ひとりの慣性を最大限に引き出していく暮らしをデザインするために、
何度も繰り返しヒアリングしていく中で、まだ言葉になっていない暮らしの理想像を少しずつ言葉にしていきます。

今回は
作家であるクライアントの、創ることと暮らすことを同じ住まいでしたいという想いを深め、
陶芸、カルトナージュ・住まいという3つの機能の共存をメインに、
作家の感性が隅々にちりばめ、
生活のなかで常に創り、暮らす途切れない空間を演出することを大事にしました。
 
 
 
作家の想いをカタチにしていく中で 
・自然に溶け込む外観と内と外の途切れない連続性
・古民家ならではの風情と、新しさの融合
・薪ストーブや茶事、庭いじりなど趣味を満喫できる住まい
・教室が開ける陶芸工房
・フランス伝統の厚紙工芸であるカルトナージュができる布工房
・唯一無二の質感を求めた、作家のオリジナルタイルや陶器を取り入れる
を空間に取り入れ、リノベーションしました。
 
 
 

日々を楽しむ

作家がこの空間で作品をつくり、教室を開き、趣味の庭づくりや茶事を楽しみながら住む。 
クライアントの感性が空間にちりばめられ、暮らしとともに、空間も感性も成熟していく。

クライアントの「暮らし」そのものが表現されていく、それが私たちが「暮らしのデザインする」ということ。
 
 
 
 
 
 

PHOTO