都会ではすでに耳慣れた「シェアオフィス」ですが、津山市にもシェアオフィスが誕生しました。
市内初のシェアオフィスとも聞いています。
近年、地方創生の流れや、穏やかな気候風土を求めて、岡山県への移住件数も増えているようです。
また人口減少社会のなかで、UIターンして活躍する若者らへの期待も高まっています。

このような流れの中で、ART INC TSUYAMA（アートインク津山）は、とくにUIターン者による創業を支援する場として設けられています。

今回の改装に当たっても、「創業のハードルを下げる」意識で、設備的な備えのほか、オープンで気軽そして地方都市ならではのこの古く趣のある建物を活かし、楽しく働くスペースをデザインしました。

この町の歴史・文脈の延長上に創業者が描く未来があってほしいとの想いを込めて、江戸期のまちの地図を特別に博物館から許可をもらい壁に設えました。

現在、このスペースでは、創業相談や創業に向けた勉強会が盛んに行われています。
想いを持つ若者が集まり未来に向けて走り出す、街のエネルギーが集まる場になっているようです。

「田舎に帰りたいけど地方には仕事がないからね…」なんていう言葉は津山には無縁になるかもしれませんね。